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冗談半分
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じょうだんはんぶん
ふりがな文庫
“
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)” の例文
と云うものは
凡
(
すべ
)
て
是等
(
これら
)
の現象界の奥に自己の本体はあって、此流俗と浮沈するのは徹底に浮沈するのではない。しばらく
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)
に浮沈して居るのである。
高浜虚子著『鶏頭』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
神尾様のところへ二三日
逗留
(
とうりゅう
)
している間、殿様が
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)
に、山崎、この盤へひとつ印をつけてみろとおっしゃると、よし来たと言って笑いながら、
仲間
(
ちゅうげん
)
の持っていた六尺棒を借りて
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それは今から解釈して見ても
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)
の訓戒に過ぎなかった。しかしもしそれをここで
真面目
(
まじめ
)
一式な文句に転倒するものがあるとすれば、その作者はお秀であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼は
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)
に夫人をあしらう事なら
幾通
(
いくとおり
)
でもできた。しかし
真面目
(
まじめ
)
に改まった、責任のある答を、夫人の気に入るような形で与えようとすると、その答はけっしてそうすらすら出て来なかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
やっと安心した津田は、立上りながらわざと
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)
に
駄目
(
だめ
)
を押した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
冗
常用漢字
中学
部首:⼍
4画
談
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“冗談”で始まる語句
冗談
冗談口
冗談交
冗談事