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册
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かしず
ふりがな文庫
“
册
(
かしず
)” の例文
新字:
冊
あの
傷々
(
いた/\
)
しい、
骸骨
(
がいこつ
)
のように
痩
(
や
)
せた老翁が、たま/\若い美しい妻を
贏
(
か
)
ち得て、後生大事にその人に
册
(
かしず
)
き、それに満足しきっているらしい様子を見ては
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
たとい夫の左大臣は亡くなられても、矢張母は自分などの手の届かない雲の上の人、高貴の家の
後室
(
こうしつ
)
として多くの人に
册
(
かしず
)
かれつゝ、立派な居館の
玉簾
(
たまだれ
)
の奥に朝夕を過しているものと想像された。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
册
部首:⼌
5画
“册”を含む語句
短册
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