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兼齋
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けんさい
ふりがな文庫
“
兼齋
(
けんさい
)” の例文
隱居の葉賀井
兼齋
(
けんさい
)
、大肌脱になつて、自分の皺腹に短刀を突つ立てんとするのを、娘の
毬代
(
まりよ
)
が、必死となつて
縋
(
すが
)
り付いてゐるのです。
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兼齋
(
けんさい
)
といふのは七十を越した枯木のやうな老人で、何處が惡いといふのでもないやうですが、燃えきつた
蝋燭
(
らふそく
)
見たいに、次第に生命の灯の消えるのを待つやうな哀れな姿でした。
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
齋
部首:⿑
17画
“兼”で始まる語句
兼
兼好
兼々
兼吉
兼実
兼而
兼帯
兼平
兼良
兼備