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いれふだ
ふりがな文庫
“
入札
(
いれふだ
)” の例文
「あんなに、かくしてばかりいて、ホ、ホ、ホ、ホ……。そのお金のない人が、よく大楽寺の
入札
(
いれふだ
)
にぽんと百両も」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは近頃の好題目、口に出して言うては皆々遠慮がある故に、
入札
(
いれふだ
)
としてみたらいかがでござるな、各自の見るところを少しの
忌憚
(
きたん
)
なく紙へ書いて、名前を
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
周、——この儀については伊達一門、一家宿老ども熟談し、
入札
(
いれふだ
)
のうえ決定したものでございます。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『じゃあ、どこかその辺で、待っておいでなさい。もう、顔も
揃
(
そろ
)
ったし、
入札
(
いれふだ
)
はすぐ済むから』
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「伊達家横領のためだ」と綱宗が云った、「おれを
逼塞
(
ひっそく
)
させたのも、伊達家を横領するためだった、さればこそ、跡目相続のときに
入札
(
いれふだ
)
などということが行われたではないか」
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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入札
(
いれふだ
)
にして、売りとばすといやあ、お立会の旦那がたの中には、さだめしこちとらを、無情な奴、畜生同様と、おさげすみもござんしょうが、これには仔細のあることで……
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御継嗣
入札
(
いれふだ
)
のとき、老臣誓詞のとき、いちどとして意見の一致したことがなかった
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「女を、あした馬市で、
入札
(
いれふだ
)
にして、売りとばすということを、いいふらすんで」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「私がここへ参上するには、つかむだけのものをつかんだからのことです、御継嗣を誰にするかという
入札
(
いれふだ
)
のことも、その入札のなかに、一ノ関さまの御名のあったことも存じています」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“入札”の意味
《名詞》
入札(にゅうさつ)
物品の売買や工事などの請負等の契約をするにあたり、契約を望む複数の競争者から見積り額などを記載した書面を出させること。
(出典:Wiktionary)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“入札”で始まる語句
入札仕
入札売立