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入智慧
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いれぢえ
ふりがな文庫
“
入智慧
(
いれぢえ
)” の例文
もちろん、嫁の
入智慧
(
いれぢえ
)
です。母は盲目だし、いい加減にだまして、そうしてこっそり馬小屋のマギに圭吾をかくし、三度々々の食事をそこへ運んでいたのだそうですよ。
嘘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
他人の
入智慧
(
いれぢえ
)
同様に意味の少ないものとして、単に彼女と僕を裸にした生れつきだけを比較すると、僕らはとてもいっしょになる見込のないものと僕は平生から信じていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
暇
(
いとま
)
が出て当時では谷中仲門前の長安寺と云う寺に居るんだと聞いたから、もう一仕事しようと思って粂の
処
(
とこ
)
へ出かけ、旨く
騙
(
だまか
)
して
金子
(
かね
)
を持って逃げておいでなさいと云ったのは、私の
入智慧
(
いれぢえ
)
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
『——兵部の態度は、情に於ては、憎いが、道理はある。だが、四十年も添うてきた
其方
(
そち
)
までが、この
年齢
(
とし
)
にもなって、里方に帰るとは、何たる事じゃ。察するところ、それも、兵部の
入智慧
(
いれぢえ
)
であろうが』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
慧
漢検準1級
部首:⼼
15画
“入智”で始まる語句
入智
入智恵