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先方
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あつち
ふりがな文庫
“
先方
(
あつち
)” の例文
私は然し、主筆が常に
自己
(
おのれ
)
と利害の反する側の人を、好く云はぬ事を知つて居た。「
先方
(
あつち
)
が六人で、此方よりは一人増えたな。」
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『それでなす、
先方
(
あつち
)
ア着いてから、一緒に行つた樣でなく、後から追驅けて來たで、當分東京さ置ぐからつて手紙寄越す筈にしたものす。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『それでなす、
先方
(
あつち
)
ア着いてから、一緒に行つた様でなく、後から追駆けて来たで、当分東京さ置ぐからつて手紙寄越す筈にしたものす。』
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
先方
(
あつち
)
へ行くなと思へば、先方へ行く樣に見える。何處の港を
何日
(
いつ
)
發
(
た
)
つて、何處の港へ何日着くのか。
漂泊
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『
那麽
(
あんな
)
男なら、何人
先方
(
あつち
)
で入れても安心だよ。
何日
(
いつ
)
だツたか、其菊池が、記者なり小使なりに使つて呉れツて、俺の所へ來た事があるんだ。可哀相だから入れようと思つたがね。』
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“先方”の意味
《名詞》
先方(せんぽう)
相手の方向。また、その人。
先の方向。
(出典:Wiktionary)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“先方”で始まる語句
先方様
先方衆
先方持
先方樣
先方組