“偃城”の読み方と例文
読み方割合
えんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偃城えんじょうを失った関平は、勢いその雪辱にあせり気味だった。ついに、廖化を誘って、本拠を出た。もちろん連れてゆく兵は精鋭中の精鋭を択りすぐって。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐商と呂建りょけんの二隊に、自身の大将旗をかかげさせて正攻法をとらせ、彼自身は五百余騎の奇襲部隊を編制して、沔水べんすいのながれに沿い敵の中核と見られる偃城えんじょうの後方へ迂廻した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偃城えんじょうの兵はどよめき告げた。関平は手具脛てぐすねひいて、その近づくを待ち
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)