“倍率（ばいりつ）” の例文

中村君は星を見るのがすきで、その塔の部屋に、そうとう倍率（ばいりつ）の高い天体地上望遠鏡がそなえてありました。

電人Ｍ (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)

「そりゃわかっている。地球の天文学者たちはみんな天文の知識が低いんだ。だい一このジャンガラ星を見わけるほどの倍率（ばいりつ）をもった望遠鏡さえ持っていないんだからねえ」

宇宙の迷子 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

“倍率”の意味

《名詞》
倍 率（ばいりつ）

予め与えられた数が基準となる数の何倍（必要に応じて四捨五入した上で計算）に相当するかに着目した比率。

顕微鏡や望遠鏡などで、機器を通して見えるものと実物との大きさの比率。画像処理ソフトや印刷機などで、操作により尺度を変えたものと元のものとの大きさの比率。拡大倍率。縮小倍率。
(出典:Wiktionary)

“倍率”の解説

倍率（ばいりつ、Magnification）

競争において難易度を示す数値のひとつ。競争率とも呼ばれる。

倍率は、何かの見かけの大きさではなく、物理的なサイズを拡大するプロセス。拡大と縮小によって「拡大率」「縮小率」と呼ばれる計算された数値によって定量化される。一般的に、倍率は、より詳細に見ることができるようにビジュアルや画像をスケールアップ、解像度を上げる顕微鏡、印刷技術、またはデジタル処理の利用と関連している。いずれの場合も、像の倍率は像の遠近法を変えるものではない。
通常、拡大は、 顕微鏡または印刷技術、またはデジタル処理を使用して、より詳細に表示できるようにビジュアルまたはイメージを拡大し、 解像度を上げることに関連している。 すべての場合において、画像の倍率は画像の遠近法を変更しない。
(出典:Wikipedia)

倍	常用漢字 小３ 部首:⼈ 10画
率	常用漢字 小５ 部首:⽞ 11画