余得よとく)” の例文
然るに一方では村の老若男女童男童女が我先にと川へ出かけて行つて、弱り切つてゐる魚を捕まへるので、つまり余得よとくにありつくのである。この『酢川落ち』はさうたびたびは無い。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)