体胖たいゆた)” の例文
この声を出すには、先ずこんな風に正座して身心を整斉虚名ならしめ、気海丹田たんでんに力をこう籠めて全身に及ぼし、心広く体胖たいゆたかに、即ち至誠神明に通ずるていの神気を以て朗々と吟誦するのです。
謡曲黒白談 (新字新仮名) / 夢野久作(著)