体温たいおん)” の例文
まだ幽明ゆうめいさかいにあって、まったく死んでしまったわけではないので、いくぶん、ぬくみがあるが、ささの小枝からはいうつった小さな白蛇しろへびは、かれの体温たいおんへこころよげにそって、腕からのど
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとき、すでに体温たいおんがなかつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)