“佐久郡”の読み方と例文
読み方割合
さくごおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人々に出会ったのが機縁で、親鸞と西仏と、光実、了智の四名は、ふたたび碓氷うすいを越えて、信州佐久郡さくごおりへ行くことになった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親鸞が、北信濃しなのの山村に移ってから、わずか二年とたたないうちがそうであった。角間から佐久郡さくごおり一帯は、田に野に山に、生きるをたのしむ人の顔がどこにも見られた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)