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佇
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ど
ふりがな文庫
“
佇
(
ど
)” の例文
おんなじ処に立ち
佇
(
ど
)
まって、くり返しくり返しおんなじ処を見まわしたので、そこいらに横たわっている数本の枕木の木目や節穴、砂利の一粒一粒の重なり合い
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
思わず二三歩走り出しながらギックリと立ち
佇
(
ど
)
まって、汗ばんだ
額
(
ひたい
)
を
撫
(
な
)
で上げつつ線路の前後を大急ぎで見まわしたが、勿論、そこいらに人間が寝ている筈は無かった。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
赤猪口兵衛はここで立
佇
(
ど
)
まってチンと手涕をかんだ。そうして又ヨチヨチと歩き出した。
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
……俺はどうしてコンナ処に立ち
佇
(
ど
)
まっているのだろう……踏切線路の
中央
(
まんなか
)
に突立って、自分の足下をボンヤリ見詰めているのだろう……汽車が来たら
轢
(
ひ
)
き殺されるかも知れないのに……。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
佇
漢検1級
部首:⼈
7画
“佇”を含む語句
佇立
立佇
佇止
佇徊
佇立所
佇立瞑目
御佇