伐株きりかぶ)” の例文
宮内の命を恪守かくしゅして、先刻から昔の外濠、今は無名の流れのはとりに、老僕はただ一人、木の伐株きりかぶしりをかけていた。やがて老僕の眼の前に男二人女一人が現れた。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)