“伊庭”の読み方と例文
読み方割合
いば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは少時捨吉が伊庭いば氏に従って剣術を学んだという事を佐藤牧山の『牧山楼詩鈔』に加えた枕山の批語についてこれを知った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
水戸藩の剣道指南役でもあり、塾弟子常に二百人に余り、男谷下総守おたにしもうさのかみ、斎藤弥九郎、桃井もものい春蔵、伊庭いば軍兵衛と、名声を競ったものであった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
教えを受けるなら浅利又七郎もいるし、斎藤弥九郎、伊庭いば軍兵衛、大石進などもいる。なにも千葉周作には限らない。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)