“仮象”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしやう50.0%
かしょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをもつとづかしい哲学的な言葉でふと、畢竟ひつきやうずるに過去は一の仮象かしやうに過ぎないといふ事にもなる。金剛経にある過去しん不可得ふかとくなりといふ意義にも通ずるかも知れない。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼は、すべての自分の感覚を錯覚だと考えた。一切の現象を仮象かしょうだと考えた。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)