“以後（これから）” の例文
それでは以後（これから）盛（さかん）にお遊（あす）びなさい。どうせ毎日用は無いのだから、田舎でも、東京でも西京（さいきよう）でも、好きな所へ行つて遊ぶのです。船は御嫌（おきらひ）ですか、ははあ。
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)
現に其行進を見た時は、自分も何だか氣が浮立つて、身體中何處か斯う擽られる樣で、僅か五分間許りではあるが、自分も其行進列中の一人と迄なつて見た位である。……問題の鍵は以後（これから）である。
雲は天才である (旧字旧仮名) ／ 石川啄木(著)
現に其行進を見た時は、自分も何だか気が浮立つて、身体中何処か斯う擽（くすぐ）られる様で、僅か五分間許りではあるが、自分も其行進列中の一人と迄なつて見た位である。……問題の鍵は以後（これから）である。
雲は天才である (新字旧仮名) ／ 石川啄木(著)
すると竹山は、以後（これから）毎日東京や札幌の新聞を読めと長野に云つて
病院の窓 (新字旧仮名) ／ 石川啄木(著)