仇人あだびと)” の例文
昔の恋愛をする者の詠む歌には相手を悪く見て仇人あだびとという言葉を三句めに置くことにして、それをさえ中心にすれば前後は何とでもつくと思ったものらしい
源氏物語:22 玉鬘 (新字新仮名) / 紫式部(著)
花もうつろふ仇人あだびと
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)