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人聞
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ひとぎき
ふりがな文庫
“
人聞
(
ひとぎき
)” の例文
真似をすると云うと
人聞
(
ひとぎき
)
が悪いが骨を折らないで、
旨
(
うま
)
い汁を吸うほど結構な事はない。この点において私は模傚に
至極
(
しごく
)
賛成である。
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
こう言うと、何か、さも孝行の
吹聴
(
ふいちょう
)
をするようで
人聞
(
ひとぎき
)
が悪いですが、姉さん、
貴女
(
あなた
)
ばかりだから話をする。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
別荘というと大変
人聞
(
ひとぎき
)
が好いようですが、その実ははなはだ見苦しい
手狭
(
てぜま
)
なもので、構えからいうと、ちょうど東京の場末にある四五十円の安官吏の
住居
(
すまい
)
です。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この仙太郎さんの一人娘が講釈師の
貞水
(
ていすい
)
と好い仲になって、死ぬの生きるのという騒ぎのあった事も
人聞
(
ひとぎき
)
に聞いて覚えてはいるが、
纏
(
まと
)
まった記憶は今頭のどこにも残っていない。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“人聞”で始まる語句
人聞菩薩