“五畿”の読み方と例文
読み方割合
ごき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、白河の代に似て、仏教の繁昌は、いやが上に、山門のおごりを助け、五畿ごきは、えんとして、仏教国のかんがあった。
建武いらい武家はむかしの下種げすとみなされ、公卿専横の御支配もすでに腐爛ふらんの状にある。みちのく、北陸、五畿ごき、山陰山陽、武家の不平の声なき所はなく、九州とても鬱勃うつぼつは久しかろう。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)