二月堂にぐわつだう)” の例文
うらみをなさんと一念此身をはなれず今宵こよひかの家にゆかんと思へどあるじつねづね観音を信じ、門戸もんこ二月堂にぐわつだう牛王ごわうを押し置きけるゆゑ、死霊しりやうの近づくことかなはず(中略)牛王をとりのけたまはらば
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
たとへば「幽霊二月堂にぐわつだう牛王ごわうをおそるる事」を見よ。
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)