“二尺指”の読み方と例文
読み方割合
にしゃくざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は母や伯母おばなどが濁り水の中に二尺指にしゃくざしを立てて、一分いちぶえたの二分殖えたのと騒いでいたのを覚えている。それから夜は目をますと、絶えずどこかの半鐘が鳴りつづけていたのを覚えている。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)