事由じゆう)” の例文
題は「やまのいもハ薯蕷デモ山薬デモナイ」であって詳しく、その事由じゆうを図入りで説明しておいた(『牧野植物学全集』第六巻に転載)。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
収穫期からいうと十月の方がむしろ自然に近く、是をまた一カ月遅くしたのは、別に日本だけの特殊な事由じゆうがあったものとも考えられる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
なんらかの事由じゆうのために各自の重荷おもには十貫目をえてはならぬ規定のある場合には、十一貫目以上をになえとはすすめぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
この二つの事由じゆうによっている。
『地球盗難』の作者の言葉 (新字新仮名) / 海野十三(著)