“主馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かずま25.0%
しゅのめ25.0%
しゅめ25.0%
しゆめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……お舅（しゅうと）さまの仰付けで一時この家へ戻ってはおりますが、まだ主馬（かずま）から離別された覚えはござりませぬ」
三十二刻 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)
主馬（しゅのめ）判官といわれ最年長の老人。一子越中前司（ぜんじ）盛俊は、鵯越えで戦死。盛国自身は壇ノ浦で虜となり、鎌倉に曳かれ、後、絶食して死す。
随筆　新平家 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
敵勢草木のごとく靡（なび）き伏して、本多伊予守忠昌（いよのかみただまさ）が、城中にて撃剣の名を得たる念流左太夫（ねんりゅうさだゆう）を討ち取ったをはじめとし、青木新兵衛、乙部（おとべ）九郎兵衛、萩田主馬（しゅめ）、豊島主膳（とよしましゅぜん）等、功名する者数多（あまた）にて
忠直卿行状記 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)
本間主馬（しゆめ）が宅に、骸骨どもの笛
芭蕉雑記 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)