主神カンヅカサ)” の例文
折から彼等の腹心の中臣習宜阿曾麻呂スゲノアソマロが大宰府の主神カンヅカサとなつて九州へ赴任することになつた。主神は大宰府管内の諸祭祀をつかさどる長官で、宇佐八幡一社のカンヌシの如き小役ではなかつた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)