“中村是公”の読み方と例文
読み方割合
なかむらぜこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余が旧友中村是公なかむらぜこうを代表する名詞としては、あまりにえら過ぎて、あまりに大袈裟おおげさで、あまりに親しみがなくって、あまりにかどが出過ぎている。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伊藤公が、金の飾りのついた洋杖ステッキをかたわらに、何か書いた紙片を満鉄総裁中村是公なかむらぜこう氏、宮内大臣秘書官森泰二郎氏に示している。漢詩人森槐南もりかいなんが微吟する。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
そうしてその差出人は満洲にいる中村是公なかむらぜこうであった。他の一通を開けて見ると、やはり無事御帰京を祝すと云う文句で、前のと一字の相違もなかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)