不覊自由ふきじゆう)” の例文
これ北斎をしておのずから一派一流の法式を墨守ぼくしゅするのいとまなからしめたる所以ゆえんならずや。この点において北斎はまことに泰西人の激賞するが如く不覊自由ふきじゆうなる独立の画家たりしといふべし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)