“不毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふもう80.0%
ふまう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、私はあなたのことを考え、私には、もう、どうしようもなく不毛ふもうな未来しかないのだと、自分に納得させていたのでした。
軍国歌謡集 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
山をくだるとき、おい満洲を汽車で通ると、はなはだ不毛ふもうの地のようであるが、こうして高い所に登って見ると、沃野よくや千里という感があるねと、橋本に話しかけたが
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
僕は基督教徒といふ農夫に、耕作の事業が命じられたその土地が不毛ふまうで未開墾であればある程——彼の骨折ほねをりに對する報酬が少なければ少ない程——榮譽は高くなると思ふのです。