“不毛荒蕪地”の読み方と例文
読み方割合
ふまうくわうぶち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不毛荒蕪地ふまうくわうぶちに立つ夫婦生活は、お互ひに歩み寄つて、開墾する熱情もなかつたのか、はかなくも終りを見てしまつた。富岡は、邦子の野辺のべのおくりが済むと、いつそう身軽になつた気がした。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)