“不入”の読み方と例文
読み方割合
いらず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多年とざされていた芝居国の“不入いらず”の扉をこうしてともかくもこじ明けたのは松居君の力である。つづいてその扉をあけたのは山崎紫紅しこう君である。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
妻子飢ゆればストライキに不入いらず
鶴彬全川柳 (新字旧仮名) / 鶴彬(著)
現に大坂城内には不入いらずの間があって、そこには淀君の霊が生けるがごとくに棲んでいるなどと伝えられている。
小坂部伝説 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)