“下落合”の読み方と例文
読み方割合
しもおちあい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十一月八日 下落合しもおちあい目白、紅梅荘。草樹会。ルネ・クルッセ博士来らず。シャゼル来る。途中、安倍能成あべよししげを訪ふ。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そのころ雑誌の同人六、七人あつまって下落合しもおちあいの誰かの家で徹夜して、当時私たちは酒を飲まなかったから、ジャガいもをふかして塩をつけて食いながら文学論で徹夜した。
二十七歳 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
震災後下落合しもおちあいに家を求めてからを知っている人が、武子さんの日常を、バサバサしたなつかしみのない、親分の女房みたいだと評し、わざとらしいしなをつくるが、電話の声と地声とはちがい
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)