“上木頒布”の読み方と例文
読み方割合
じょうぼくはんぷ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北には倉沢義髄くらさわよしゆきを出し、南には片桐春一かたぎりしゅんいち、北原稲雄、原信好のぶよしを出し、先師遺著『古史伝』三十一巻の上木頒布じょうぼくはんぷに、山吹社中発起の条山じょうざん神社の創設に
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
従来国恩の万分の一にも報いようとの意気込みで北原稲雄らによって計画された先師遺著『古史伝』三十一巻の上木頒布じょうぼくはんぷは一層順調に諸門人が合同協力の実をあげる。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
故翁の遺著『古史伝』の上木頒布じょうぼくはんぷと稿本全部の保管とに尽力してくれた伊那の諸門人の骨折りをねぎらいながら、行く先で父鉄胤に代わって新しい入門者に接して来たことなぞを聞いた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)