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上層
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うえ
ふりがな文庫
“
上層
(
うえ
)” の例文
するすると柱づたいに
上層
(
うえ
)
の廊下の方から降りて来るものも有る。いくらか引込んでいるだけに静かな窓のところへ菅は腰掛けて
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
例の
上層
(
うえ
)
が干菓子で、下が
銀貨
(
しろいの
)
だから、たまらないさ。
紅葉
(
もみじ
)
が散る雪が降る、座敷じゅう——の雨だろう。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
第一彼奴らには学問がある、一度は
上層
(
うえ
)
にいた経験もある。その時代のことが忘れられないで不平と不満とが、心を一杯に充たしている。したがって乱を思うのじゃな
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
肉食者
(
にくじきしゃ
)
いやしむべしと申すが、武士道は、
上層
(
うえ
)
になくて、
下層
(
した
)
にある。世の中を浄化する力も、国を支える力も、支権者にはのうて、無力な下層の方にあるというは、妙な話じゃぞ
べんがら炬燵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“上層”の意味
《名詞》
上 層(じょうそう)
重なっている物の上の部分。
上の階級。
(出典:Wiktionary)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
層
常用漢字
小6
部首:⼫
14画
“上層”で始まる語句
上層水
上層風