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三蓋菱
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さんがいびし
ふりがな文庫
“
三蓋菱
(
さんがいびし
)” の例文
「麻の切れはし……
三蓋菱
(
さんがいびし
)
のご紋がついております……これには泥も血もついてはおりませんが」
亡霊怪猫屋敷
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
主将耕雲斎は「奉勅」の旗を先に立て、
三蓋菱
(
さんがいびし
)
の馬印を立てた百人ばかりの騎兵隊がその前に進み、二百人ばかりの歩行武者の同勢は抜き身の鎗でそのあとから続いた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それは見台をわきにした
座像
(
ざぞう
)
で、
三蓋菱
(
さんがいびし
)
の
羽織
(
はおり
)
の紋や、簡素な線があらわした着物の
襞襀
(
ひだ
)
にも特色があったが、ことに、その左の手を
寛
(
くつろ
)
いだ形に置き、右の手で白扇をついた
膝
(
ひざ
)
こそは先師のものだ
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
蓋
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
菱
漢検準1級
部首:⾋
11画
“三蓋”で始まる語句
三蓋松
三蓋笠
三蓋
三蓋猩々緋