丈吉じょうきち)” の例文
にいさんの園田丈吉じょうきち君は、高校一年生でした。丈吉君も、ヨシ子ちゃんとおなじように、探偵がだいすきなのです。
塔上の奇術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「今度のは巨蟒じゃねえ、丈吉じょうきちの野郎が井戸で死んでいるんだ」
「なんにもありゃしないじゃないか。ぐるぐる回されて目が回ったので、そんな気がしたんだよ。あのたるの中には、丈吉じょうきち君が、すわって、なまけているばかりさ。」
サーカスの怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)