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一閑張
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いっかんば
ふりがな文庫
“
一閑張
(
いっかんば
)” の例文
容易ならぬ時代を思い顔な
子息
(
むすこ
)
の勝重をかたわらにすわらせて、客と一緒に大きな
一閑張
(
いっかんば
)
りの卓をかこんだところは、それでも同じ血を分けた親子かと思われるほどだ。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
布団は、郷里の妹が手織りで作ったのを送って来たが、机は夜店で
一閑張
(
いっかんば
)
りを買った。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
深山は古い笹村の
一閑張
(
いっかんば
)
りの机などを持って、別の家へ入って行った。そこへ、この家を周旋した笹村の友達のT氏も、
駒込
(
こまごめ
)
の方の下宿から荷物を持ち込んで、共同生活をすることになった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
それから
一閑張
(
いっかんば
)
りの机が一時は流行しました。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“一閑張”の解説
一閑張(いっかんばり)とは、日本の伝統工芸品である紙漆細工のこと。またはその紙漆細工を作る方法のこと。一貫張と書かれることもある。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“一閑”で始まる語句
一閑
一閑斎
一閑斎殿
一閑釣瓶