トップ
>
一曲
>
ひとまが
ふりがな文庫
“
一曲
(
ひとまが
)” の例文
さて手を取つて、其のまゝなやし/\、お表出入口の方へ、廊下の正面を右に取つて、
一曲
(
ひとまが
)
り曲つて出ると、
杉戸
(
すぎと
)
が
開
(
あ
)
いて居て、
畳
(
たたみ
)
の真中に
火桶
(
ひおけ
)
がある。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄ボンヤリした
常夜燈
(
じょうやとう
)
を便りに
廊下
(
ろうか
)
を
一曲
(
ひとまが
)
りすると、そこに福田氏の寝室なり書斎なりの
扉
(
ドア
)
がある。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
三里程来て
一曲
(
ひとまが
)
りすると、向ふの沼の中に
痩村
(
やせむら
)
が見えて、其処から烟が立つてゐる。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
トンネルみたいな廊下を
一曲
(
ひとまが
)
りすると、鉄格子で区切られた十坪程の広い部屋があった。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
“一曲”で始まる語句
一曲湾