“一三昧”の読み方と例文
読み方割合
いっさんまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の心を向け直してくれたから、再びまた勉強一三昧いっさんまいになっていたが……そしてもう人から跛者びっこと罵られる機会もこなかったが、しかし一度人の心の裏を知って
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
私は、母の腕に抱かれたまま、もう涙も乾いてしまった顔を挙げて、壁の龕灯がんどうを眺めながら夢のような気持で考えていた。勉強をしなさい、勉強一三昧いっさんまいにおなりなさい。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)