一・〇いちこんまれい)” の例文
どんな巧妙な加減乗除をしても、この僕の一・〇いちこんまれいという存在は流れの中に立っているくいのように動かない。ひどく、しらじらしい。けさの僕は、じっと立っている杭のように厳粛だった。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)