“左枕”の読み方と例文
読み方割合
ひだりまくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこにはねだいがあって、髪の黒い、黄いろな顔をした男が、呼吸苦いきぐるしそうにして左枕ひだりまくらに寝ていた。主翁はこれが御病気だと云う伯爵の殿様だなと思った。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)