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フラフ
ふりがな文庫
“フラフ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
旗
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旗
(逆引き)
旗
(
フラフ
)
は
戦
(
そよ
)
と風もない炎天の下に死んだ様に
低頭
(
うなだ
)
れて
襞
(
ひだ
)
一つ揺がぬ。赤い縁だけが、手が触つたら焼けさうに思はれる迄燃えてゐる。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
双肌
(
もろはだ
)
脱いだ儘
仰向
(
あふむけ
)
に寝転んでゐると、明放した二階の窓から向ひの氷屋の
旗
(
フラフ
)
と乾き切つた瓦屋根と真白い綿を積み重ねた様な夏の雲とが見えた。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それも
暫時
(
しばし
)
。夏ももう半ばを過ぎるのだと思ふと、汗に濡れた肌の気味の悪さ。一体何を自分は為る事があるのだらうと思ひ乍ら、私は復死んだ様な氷屋の
旗
(
フラフ
)
を見た。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
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(1作品)
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