“フェミニズム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女性化主義20.0%
女尊主義20.0%
女性主義20.0%
女権主義20.0%
新婦人主義20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもそれは時代の潮流に適合するため、変装された女性化主義フェミニズムの仮面の下で、いつも本能獣のきばぎ光らしているのである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
されば、今日の如き、近代文化のあらゆる女性化主義フェミニズムにかかわらず、人心の本源する一部に於ては、なおかつ権力感情の獅子ししが猛然とたけりたっている。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
今朝のある新聞は、警視庁が女尊主義フェミニズムの傾向におちいるのは、捜査のために、あまり有益なことはあるまいと、揶揄していた。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
而して女子がこの権利を獲得するまでは『女性主義フェミニズム』は尚ほなすべき仕事を有してゐる。
恋愛と道徳 (新字旧仮名) / エレン・ケイ(著)
かく口汚く罵るものの先生は何も新しい女権主義フェミニズムを根本から否定しているためではない。婦人参政権の問題なぞもむしろ当然の事としている位である。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そしてその内容も、兄などの言うがごとくに、ただ没主義な卑俗なものにしてしまうよりは、やはりその名の実をとって新婦人主義フェミニズムを標榜して貰いたい。
獄中消息 (新字新仮名) / 大杉栄(著)