“ファーテル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
父50.0%
父親50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしの父（ファーテル）は『ヨハンといって市長をしていた。ところが、カチェリーナの父（ファーテル）は一度だって市長などしたことはない』
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
『わたしの父（ファーテル）はベルリンでもたいへん、たいへん偉い人で、両手をポケットに入れて回っていた、そしていつもこんな風に——プーフ！　プーフ！　やっていた』
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
カチェリーナこそ『まるで父（ファーテル）がなかったろうが、わたしの父（ファーテル）はアウス・ベルリンあって、こんなに長いフロックを着込み、始終プーフ、プーフ、プーフやっていた』
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
自分の父親（ファーテル）をいっそうまざまざと現わして見せるために、椅子からおどり上がって、両手をポケットに突っ込み、頬をふくらませて、プーフ！　プーフという音に似るように
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)
おまえさんがまたほんの一度でもそのやくざな父親（ファーテル）とわたしのお父様をひとしなみにとり扱ったら、その時こそわたしは、カチェリーナ・イヴァーノヴナは、おまえさんの帽子を
罪と罰 (新字新仮名) ／ フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー(著)