“ピアノ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洋琴81.3%
弱く6.3%
弱音6.3%
𝆏6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど洋琴ピアノもやみ、犬の声もやみ、鶏の声、鸚鵡の声も案のごとく聞えなくなったが下層にいるときは考だに及ばなかった寺の鐘
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ただ大体「速くアレグロ」とか「遅くアダジオ」とか、「強くフォルテ」とか「弱くピアノ」とか言うだけである。どのくらい速くか、どのくらい強くか、数量的には書かれない。
音楽界の迷信 (新字新仮名) / 兼常清佐(著)
ベートーヴェンの運命交響楽、『忍びよる運命の跫音あしおと』といった工合に、鼓動のチンパニが重苦しいリズムに乗って、急調アレグロから急速調ブレストに、弱音ピアノから最強音フォルテッシモへと発展する。
キャラコさん:06 ぬすびと (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この人の指揮では、𝆏ピアノ𝆑フォルテになることは決して珍しくない。ソロがユニゾンになることもしばしば聴かれる。表情記号の置換えや、テンポの変更は、実にお茶の子さいさいである。