“ビルマ”の漢字の書き方と例文
語句割合
緬甸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南部の南洋群島、フィリッピン、西部の印度、大陸に接する安南、緬甸ビルマ、香港、澳門マカオまたすでに彼白人の勢力にして、なお、未だ白人の雄心死せざるなり。日と中とは同種同文、唇歯しんしる。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
孟買の花嫁である万国女のいる孟買市場の裏街では天幕の舞台で、緬甸ビルマの女がバゴダ踊をおどっている。町の芸妓達は月光の下でスカリプタの恋愛小説を読みながら顔見世の順番を待っている。
孟買挿話 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
参籠おこもり堂とも言ふべき所には緬甸ビルマから来て印度インドの仏跡を巡拝する中流以上の老若男女の大連だいれんが逗留して居て、中に日本の処女かと想はれる美人が多く混つて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)