“ヒューマニズム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人道主義50.0%
人性主義50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼間の、灼かれようともくじけない人道主義ヒューマニズムの天使が、夜は、想像もされない別貌をしてあらわれたのだ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そうして、座間は黒人の神となった。生涯を、熱地の狂人にささげ、藪草やぶくさにうずもれようとも、あわれな憑依妄想ひょういもうそうから黒人を救いだそうとする——座間は人道主義ヒューマニズムの戦士だった。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それは欧洲おうしゅう文芸復興期の人性主義ヒューマニズムが自然性からだんだん剥離はくりして人間わざだけが昇華しょうかげ、哀れな人工だけの絢爛けんらんが造花のように咲き乱れた十七世紀の時代様式らしい。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)