“トリステサ”の漢字の書き方と例文
語句割合
悲哀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻からかまい付けられなくなった悲哀トリステサは、むしろ食事をくれるガルボの後ばかりを追って、これを妻よりも慕っているような風であった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
華やかな笑い声の中に、恍惚うっとりするような妻のうめきが交って、思わずギョッとして、私は顔色を変えた。相手は最早悲哀トリステサではないのであった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
悲哀トリステサもその辺に寝そべっているらしく何か犬に関連して人に聞かせることのできぬ秘密話のような気がしてくるのであった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)