“ツァーリ”の漢字の書き方と例文
語句割合
皇帝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(祖父は酸いも甘いも噛みわけた苦労人で、駄弁を弄してバツをあはせるもよく心得てゐたので、たとへ皇帝ツァーリの前へ出ても決して戸惑ひするやうなことは万々なかつた)
「これは皇帝ツァーリですかい?」と、鍛冶屋はザポロージェ人の一人に、そつと訊ねた。
思ひきり懲らしめてやることぢや! 官権おかみの力がどんなものか思ひしらしてやることぢや! そもそも村長たる者は皇帝ツァーリからでなくて誰から任命されてゐると思ふとるのぢや? あとで他の奴らも懲らしめて呉れよう。