“ツァー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
皇帝60.0%
露帝40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇帝ツァーと地主と資本家によって搾取が行われていた時代、ロシアの勤労階級の男は、教会の坊主から常に「お前らが此世でつかえなければならない主人は三人ある」
プガチョフ以来、いくつもの人間の首がこの台の上で、皇帝ツァーのまさかりで打ち落された。裁きは「神の如く」この空なる門から首切台まで下されるという象徴か。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
もうポーランドという国が蒙っていた昔の露帝ツァーの圧迫のわけまえをになって、教室で意地わるい視学の問いに、苦しい答えをしなければならないような経験の裡に成長しました。
キュリー夫人の命の焔 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
露帝ツァーがポーランド言葉で授業を受けることを禁じている小学校で政府の視学官の前に立たされ、意地悪い屈辱的な質問に一点もたじろがず答えはしたが、その視学官が去ってしまうと
キュリー夫人 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)