“皇帝（ツァー）” の例文
皇帝（ツァー）、資本家地主と闘い、それをうち倒し自分らの手でうち立てなければならないものであることを知りはじめた。
ロシア革命は婦人を解放した：口火を切った婦人デーの闘い (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
ソヴェト同盟の働く婦人も、皇帝（ツァー）、資本家地主に屈服していた間は全く無権利な、搾られる生きものであった。
ロシア革命は婦人を解放した：口火を切った婦人デーの闘い (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
皇帝（ツァー）と地主と資本家によって搾取が行われていた時代、ロシアの勤労階級の男は、教会の坊主から常に「お前らが此世でつかえなければならない主人は三人ある」
ロシア革命は婦人を解放した：口火を切った婦人デーの闘い (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
プガチョフ以来、いくつもの人間の首がこの台の上で、皇帝（ツァー）のまさかりで打ち落された。裁きは「神の如く」この空なる門から首切台まで下されるという象徴か。
モスクワ印象記 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
神よ！　我等の父皇帝（ツァー）よ！　慈愛深き皇后（ツァリーッツァ）よ！　城壁は厚い。内なる人は見えない。門は閉る。総てに対する慰安と答えとは、黄金の十字架と鷲——坊主と兵士が与えるであろう（？）
モスクワ印象記 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
自分の皇帝（ツァー）は悪いって殺しといて、何故よその皇帝（ツァー）は歓迎するのさ。
モスクワ印象記 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)
皇帝（ツァー）は絶対専制主義で、大地主であり同時に大資本家であった。
労働者農民の国家とブルジョア地主の国家：ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)